サイトのアクセスが急に減ったときにアラートを受け取る方法
最終更新日 2026年10月31日
サイトのアクセス急減に気づく方法は3つあります。GA4 のカスタム インサイトは、セッションなどの指標が設定した分だけ変化したときにメールを送ります(プロパティごとに設定)。死活監視(アップタイム監視)はサイトが応答しなくなったことを知らせますが、計測タグの不具合には気づけません。SilenceRadar のサイレンスアラートは、すべての GA4 プロパティについて「普段なら訪問者がいる時間に訪問者がいない」状態を検知し、サイトの停止なのかタグの不具合なのかを確認して知らせます。

方法1:GA4 のカスタム インサイト
カスタム インサイトは GA4 に組み込まれたアラート機能です。条件を設定すると GA4 が定期的に確認し、条件を満たすとインサイトのダッシュボードに表示されます。メール通知はインサイトごとに任意で設定します(出典1)。
- 1
プロパティのインサイトを開く
GA4 で監視したいプロパティを開き、インサイトからカスタム インサイトの作成を選びます。
- 2
確認の頻度を選ぶ
1時間ごと・毎日・毎週・毎月から選びます。1時間ごとの確認はウェブデータのみで、アプリのデータは毎日以上の間隔になります(出典1)。
- 3
条件を設定する
セッション数やアクティブ ユーザー数などの指標と、「減少率が50%を超える」などの条件を選びます。特定の国などのセグメントに絞ることもできます。
- 4
メール通知をオンにする
インサイトに名前を付け、メール通知をオンにして受信者を追加します。
- 5
プロパティごとに繰り返す
インサイトは1つのプロパティに属するため、サイトの数だけ作成が必要です。
方法2:死活監視(アップタイム監視)
死活監視サービスは数分ごとに外部からサイトにアクセスし、応答しない・エラーを返すときに通知します。サイトが落ちたことを最も早く知る方法です。ただしアナリティクスは見ていないため、タグの不具合、同意設定によるブロック、緩やかなアクセス減少には気づけません。監視は正常のままです。
方法3:すべてのプロパティにサイレンスアラート
サイレンスアラートはアクセスそのものを基準にします。SilenceRadar は各サイトの直近7日間の GA4 データから普段アクセスがある時間帯を学習し、監視中のすべてのプロパティを15分ごとに確認します。普段なら訪問者がいる時間にしきい値より長く訪問者がいない、または今日が先週の同じ曜日を大きく下回ると、サイトにアクセスして「サイトが停止している」か「サイトは動いているが GA4 にデータが届いていない」かをメールで知らせます。訪問者が戻ると、もう一度お知らせします。
- GA4 プロパティにアクセスできる Google アカウントを接続すると、すべてのプロパティが一覧に表示されます。
- 監視したいサイトにチェックを入れたままにすると、しきい値2時間でサイレンス監視が始まります。
- しきい値はサイトごとに30分(アクセスの多いサイト向け)から1日(小規模サイト向け)まで変更できます。
- アラートのページで、メールアドレスの追加、Slack、Webhook を設定できます。
3つの方法の比較
| GA4 カスタム インサイト | 死活監視 | サイレンスアラート | |
|---|---|---|---|
| タグの不具合・削除に気づく | 条件を満たせば | 気づけない | 気づく(サイトは正常と表示) |
| サイトの停止に気づく | アクセス減少として間接的に | 気づく | 気づく(停止と表示) |
| 新しいサイトの設定 | プロパティごとにインサイトを作成 | URL ごとに監視を追加 | 接続後は不要 |
| 静かな時間帯への配慮 | なし(条件は固定) | 関係なし | サイトごとに通常の時間帯を学習 |
| 通知先 | メール | サービスによる | メール・Slack・Webhook |
しきい値の決め方
しきい値が厳しすぎると静かな午後にもアラートが鳴り、緩すぎるとタグの不具合に何日も気づけません。比べる相手は「昨日」ではなく「先週の同じ曜日の同じ時間」にしましょう。GA4 の固定条件なら、安定したアクセスがあるサイトでは「先週同曜日比で半分以下」から始めるのが無難です。1日に数件しかアクセスがない小規模サイトは、数時間静かなのが普通なので、長めの期間で監視します。
アラートが届いたら
- まず自分でサイトを開く。開かなければ、アナリティクスではなくサーバー・DNS・証明書の問題です。
- 開く場合は、GA4 のリアルタイムを開いたままアクセスする。自分が表示されなければタグの問題です。GA4タグチェッカーでページが読み込んでいるタグを確認できます。
- 直前の変更を確認する。デプロイ、テーマやプラグインの更新、タグマネージャー、Cookie バナーなど。
- 直したら、リアルタイムにアクセスが出ることを確認し、空白期間にアノテーションを付けます。
出典
- 1. Google アナリティクス ヘルプ「アナリティクス インサイト」: https://support.google.com/analytics/answer/9443595?hl=ja
よくある質問
Google アナリティクスでアクセス減少のアラートを受け取れますか?
はい。GA4 のカスタム インサイトで、セッションなどの指標が設定した分だけ変化したときにメールで通知できます。確認頻度はウェブデータなら1時間ごと、または毎日・毎週・毎月で、インサイトは1つのプロパティごとに作成します。
アクセス減少を Slack で受け取るには?
GA4 のカスタム インサイトの通知はメールです。SilenceRadar なら、サイレンスアラートや指標のアラートを Incoming Webhook 経由で Slack チャンネルに送れます。メールや JSON の Webhook にも送れます。
死活監視とアクセスのアラートの違いは?
死活監視はサイトが応答するかを確認し、アクセスのアラートは訪問が計測されているかを確認します。サイトが動いていてもタグが壊れていることがあり、それに気づけるのはアクセスのアラートだけです。
誤報を減らすには?
昨日ではなく先週の同じ曜日・同じ時間と比べ、普段から静かな時間帯は除外します。SilenceRadar はこの両方を自動で行います。GA4 のカスタム インサイトでは、小規模サイトなら減少幅を大きめにし、確認を毎日にします。
料金はいくらですか?
7日間の無料体験(カード登録不要)のあと、月額9ドルまたは年額90ドルです。サイレンスアラートを含むすべての機能が1つのプランに入っています。アプリの画面とメールは英語です。